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COLUMN 就活応援コラム

先輩はこうして就活を乗り切った!内定への道③~機械学科から鉄塔の設計職へ~

ジモト企業で働く先輩に、自身の就職活動を振り返ってもらい、就活の軸や最終的に就職先を選んだ決め手、選考をうまく進めるポイントなどをインタビューしました。

愛知金属工業株式会社

中部電力のグループ会社として、送電用鉄塔、太陽光架台、鉄構・建築関連製品の設計・製造および変圧器ケース、大型温水ボイラ等の製造を手がける。
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◆入社1年目
大村 智さん

就職活動から入社を決めるまで

ー学生時代は、どんな勉強をしていましたか?
機械学科出身で、製図・設計に関する応力(物体の強度や、力のかかり方、抵抗力)など、機械工学全般を学んでいました。
研究室では、水の中を泳ぐロボットを作る研究をしていました。
船などはスクリューを使って動力を生み出しますが、私の研究では、生き物のようなヒレを使って泳ぐように動く水中ロボットをつくる研究をしていました。

ー就職活動も、今までやってきた研究を活かせるような仕事という軸で活動していたのですか?
実はそれほど意識していませんでした。
ただ、機械を作ったりすることは好きだったので、設計職を希望して就職活動をしていました。
業界を絞ったりもしていませんでしたね。

ー選考を受けた企業は何社ほどありますか?
選考を受けたのは3社ですね。
1つ目が愛知金属工業、2つ目が水道管の設計施工メーカー、3社目が調理機器メーカーでした。
3社とも、出会いは学内の合同企業説明会。
設計職という軸で選び、人事担当の方の人柄や、会社見学で感じた職場の雰囲気などが自分に合うと感じたため、選考を受けました。
その中で、愛知金属工業の「設計ができる」点と、「転勤がない」点が、自分の中で決め手となった部分ですね。自分としては、ベストな選択ができたという納得感があります。

現在の仕事について

ー新社会人になって3か月が経ちましたが、今はどんな仕事をしていますか?
当初から希望していた設計の部署に配属となり、鉄塔の強度設計について勉強しています。
具体的にいうと、例えば鉄塔に風が当たった際に風圧がどのくらいかかるかを考慮した上で、どのような部材を選定するべきか等を先輩から教えていただいています。
鉄塔は遠くからみると同じような形に見えるのですが、よく見ると形状が異なっています。
建てられる環境などを加味し、1つ1つ適切な形状や強度が考えられた上で設計されているのです。
現在は、強度設計に必要な鉄塔形状や強度計算について勉強しているところです。

ー今まで学んだ機械工学の知識は、今の仕事に生かすことができていますか?
物体の強度や抵抗力に関する部分は大学で学んだところと被ってきているので、生かされていると思います。
鉄塔関係のことは入社後にイチから学んでいますので、社会人になってから得られた知識は非常に多いですね。

ー社会人としての目標を教えてください。
先輩に1歩でも近づきたいという想いがあります。
先輩には日ごろから、懇切丁寧にわかりやすく業務を教えてもらっているので、鉄塔の知識をイチからしっかりと覚えることができています。
自分も将来的には、先輩のように、部下にわかりやすく説明ができたらいいなと思っています。
当面の目標は1人前になることですけどね。

ー1人前になるためにはどんなことが必要だと思いますか?
設計の仕事は、おおまかに言うと、営業さんから案件を受けるところからスタートし、設計や形状を検討、上司確認の後、次の工程に渡すことまでが一連の業務なのですが、先輩の手をそれほど借りることなく、自分1人でほぼ完結させることができれば、1人前なのかなと思っています。
1人前になるまでは、だいたい4~5年かかると言われています。
まだまだ時間はかかりそうですが、少しずつ段階を踏んでいきたいと思っています。

就職活動のアドバイス

ー就職活動を振り返ってみて、一番難しかったことは?
自己PRは難しかったですね。
私の場合、研究室への配属が遅く、就職活動が本格化したときに、自分の研究の内容もまだ把握できておらず、それを自己PRにつなげるのが難しい状況でした。
少しでも人と違う経験をPRにつなげられたらという思いで、自己PRのネタとして選んだのは、サークルの会計を2年間勤めていた経験。その中で培った責任感をアピールしていました。
また、飲食店のアルバイト時における、忙しい時の動き方など、状況判断力についても話したりしていましたね。
やはり、どんな内容を面接官に話すのかというのは苦労する部分だと思います。
その意味でも、学生時代は、いろんな経験をした方が後々役立つのではないかと思いますね。

ー理系の学生が就職活動で求められていることとは何でしょうか?
自分の経験を相手にどれだけわかりやすく伝えられるかというのは特に求められていると思います。
日常会話の中でも自然と、目的や過程、結果などを相手に伝えていると思うので、それを繰り返すことが練習につながります。
私は学生時代のちょっと意外な経験が就活に生かされたと思っています。
それは研究室で地域のイベントに出た時のこと。
水中ロボットを実演する機会があったのですが、その際、ロボットの動きの説明などを見ている子供たちにもわかりやすいように伝えなければいけませんでした。
難しく見えることをかみ砕いてわかりやすく説明するという経験が就職活動にも生かされたと感じています。

ー就職活動での企業選びのポイントはどんなところでしょうか?
まずは視野を狭めず、いろんな業種や職種を見てみることが大事だと思います。
私自身は、設計職以外の職種はあまり見ていなかったので、少し反省している部分ではあります。
自分の選択に後悔はありませんが、もし他の職種について検討していたら、いろんな気づきを得られたかもしれません。
理系のベースとなる知識があれば、仕事をイチから勉強することができる会社も多いのではないでしょうか。
ぜひ、いろんな業種・職種の企業に興味を持ち、自分の可能性を広げてほしいなと思います。